地盤調査～調査～完成までを簡単にご説明します。
■（旧家屋解体）
古家を解体し、地中埋設物（旧基礎）まで綺麗に掘り返します。
今回はお隣様と連棟住宅だったのでお隣様の外壁補修まで行いました。
■（地盤調査）
スウェーデン式地盤調査です。ドリルで地中を掘削し、ドリルの貫通具合で地盤の強弱を測定します。
この調査結果に基づき地盤改良方法を決定します。
■（基礎工事）
まずは計画基礎高まで掘ってベタで基礎を打ち、防水シートを張ります。その上から背筋工事を行います。基礎の中には計画により配管工事も行います。
■（基礎型枠工事）
打ったベース基礎に立ち上がり（布基礎）工事を行います。ベース基礎と連結させるためアンカーボルトを打ち込みます。このアンカーボルトは家の柱と金物で結合され、地震などで家が基礎からずれないようにします。
■（土台引き）
出来上がった基礎立ち上がり部分に建物躯体の土台を乗せます。
基礎と土台の間には基礎パッキンというゴムを挟みます（写真参照）
この基礎パッキンは等間隔で隙間をあけていますのでその隙間から外気を取り入れて床下を乾燥させます。昔は基礎の一部に換気口をあけ（ガラリ）そこから外気が入るようにしていましたが、それだと基礎強度が弱くなるのとガラリが有るところからしか換気ができませんでした。基礎パッキン工法だと、基礎の四方から均等に換気ができ、また基礎を切断しないので強度の心配もいりません。
■上棟（棟上げ）
今のお家はプレカットと言って工場で木材の組み手をカットして出荷されます。なので棟上げは基本、1日で終わります。朝、施主様が見たときは土台しかないのに仕事から帰るとボカーンと家が出来ているので皆さん驚かれます。
ただ、ここから完成までが長いんですよ。
■間柱、筋交い、火打ち梁
棟が上がっても筋交いや火打ちなどが無いと結構揺れます。3階まで上がって梁を揺するとグラグラして本当に怖いです。その揺れを無くすために筋交いや火打ち梁を入れていきます。また、縦の加重を支えるために間柱を入れていきます。間柱が入ると何となく部屋のレイアウトがわかるようになります。
基礎と土台、梁と間柱、柱と柱の間の筋交い、小屋組に設ける火打ち梁などは鋼製の金物で止めていきます。地震や台風による家の変形を防止する大事な材料です。鋼製なので劣化しにくく安心です。
■足場組みとサッシ取り付け
足場は現場によって先に立てる場合もあります。棟上げが終わるとすぐにサッシや玄関扉の取り付けを行います。
■防水シート
雨水の侵入を防ぐために防水シートを張ります。この防水シートと外壁の間に空間を作り、侵入した水はこのシートを伝って下へ流れていき、最終的には水切りという板金部から壁外へ排出される仕組みになっています。
■配管工事
床下、壁内などの配管工事を行います。間取り図によるベストな配管設計を行います。今後メンテナンスがし易いように設計します。
■フロアー貼り
床はコンパネの上に貼ります。釘とボンドでガチガチに貼りますので施工後は剥がせません。貼り終わった後は上から養生部材で覆います。傷がつくと大変ですので！
■断熱材（グラスウール）
家の四方八方（外部に面した壁）すきまなく貼っていきます。全面に張らないと意味がないので。
細かなガラス繊維が入っているので張る時に腕が痒くなるのが辛いです。
オプションですが、ウレタン断熱にすると気密性が上がり、断熱効果が良くなります。
■浴室設置
他の設備は最後に搬入しますが、お風呂だけは早めの設置となります。ただ養生していますので最後までわかりにくいですが・・・
■バルコニー施工
ＦＲＰ防水を何度かに分けて塗っていきます。軽くて防水効果が高いのでバルコニーの床材に適しています。船の材料としても使われます。
■階段工事とボード張り
意外と階段工事は最後の方に行います。裏からも補強でしっかり止めないと数年後に歩くとピキッと嫌な音がします。
同時に内壁（石膏ボード）を張っていきます。昔はコンパネを張っていましたが、今は防火の関係でボードになります。
そろそろ完成が近づいてきました！
■足場外しと外構工事
最後、足場を外したら外構工事を行います。もう室内は完成して残すは洗い工事だけです。外構工事もすべて終わってから最後に洗い工事を行って完成です。
■完成♪
綺麗に仕上がりました。
今回は、設計企画・建築確認申請・許可までで約2か月
建築工事完了まで約3か月くらいかかりました。
マイホームを建てる場合、まずは土地探しからの方が多いと思います。気に入った場所がすぐに見つかるとは限りませんので、マイホーム計画～お引越しまで約1年くらいはかかります。
建売住宅は嫌だ！こだわりの家が欲しい！！という方は一度ご相談ください。
土地探しからお引越しまで＂ウィズダム不動産販売＂がサポート致します。
このページの先頭へ
